臨時休診のお知らせ
令和6年10月5日(土)と12日(土)は休診いたします。

北九州市 八幡東区 眼科クリニック 多焦点白内障手術 ICL手術 オルソケラトロジー

抗VEGF硝子体注射

抗VEGF硝子体注射
抗VEGF(血管内皮増殖因子)を眼内に注射することにより、加齢黄斑変性における新生血管が小さくなったり、糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞における黄斑浮腫を低減でき、ここ数十年での眼科界のブレークスルーの一つとなっています。当院でも外来で注射を行うことができます。抗VEGF硝子体注射の現在の課題は、眼内の滞在時間が数か月と短く、頻回に注射をしなければならないことと、注射薬剤が高価であることです。

 

加齢黄斑変性
こ加齢黄斑変性は黄斑部に新生血管が生じ、そこからの眼底出血で視野の中心の見え方が著しく障害される病気です。抗VEGF硝子体注射で、新生血管を縮退させ、進行を防止します。

網膜静脈閉塞症
こ網膜の静脈が主に動脈硬化によって動脈と静脈が交差するところで硬化した動脈が、静脈を圧迫し、静脈の流れを悪くする病気です。黄斑部を含む領域で循環不全か起こると、黄斑部に浮腫(水ぶくれ)が生じ、視力が低下します。抗VEGF硝子体注射で黄斑浮腫が軽減します。

糖尿病網膜症
糖尿病網膜症の症状の一つが、糖尿病黄斑症です。これに対しても抗VEGF硝子体注射を行いますが、網膜静脈閉塞症の黄斑浮腫に比べると、抗VEGF薬の効果は少なく、かつ効果が短いので、頻回に打つことが多くなります。全身の糖尿病のコントロールが重要です。

抗VEGF注射の効果と費用
抗VEGF硝子体注射の効果は3~4か月ほどです。新生血管が増加あるいは黄斑浮腫の悪化があったときは再注射します。疾患によっては、1月ごとで何回か連続で注射する方法もとられます。注射は健康保険が使えますが、3割負担の方は3万5千円程度、1割負担の方でも1万5千円程度と高額です。

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