YAGレーザー後嚢切開術
白内障手術の際には水晶体の袋(嚢:のう)の後面を残し、眼内レンズを嚢の中に入れます。手術後数年で残してあった嚢の後面(後嚢)が濁り、視力が低下します。このことを後発白内障と言い、白内障手術後で数年たてば必ず起こります。濁った後嚢をYAGレーザーで取り除くのが、YAGレーザー後嚢切開術です。(YAG:イットリウムアルミニウムガーネット)
後発白内障あり YAGレーザー施行前
YAGレーザー施行後
YAGレーザー後嚢切開術の実際
YAGレーザー後嚢切開術は外来で行います。散瞳さえしていれば施行自体は数分で痛みもなく、そのあとの眼帯や入浴には制限はありません。翌日から仕事等は可能です。健康保険が使え、3割負担の方で5千円程度、1割負担の方で2000円程度となります。